どうも、tanusukeです。
ガンダムGQuuuuuuX見ましたか?初代とか全然ガンダムにハマらなかったんですけど、それでも知っているキャラが登場ってだけで気になりますよね?
ストーリー自体は正直訳がわからないし、おもしろいかどうかと聞かれたらちょっと・・・
なんですが、話題性とかいろんな世代の巻き込み方とか、訳わからんけど引き込まれる感はエヴァに通じるところがあって、流石だなと思いました。
今回はその主人公マチュを描いてみました。全話視聴したんですけど、このイラストは視聴前にちょっと情報を聞きかじってイメージで書いてみました。
【今回の目的】
色塗りの手順ややる事を固定化したい。
【これまでの経緯・問題点】
これまでアニメ塗り・厚塗り・GTC・グリザイユなどいろいろな塗り方を学んできましたが、今の一つ固まらないというジレンマがありました。
アニメ塗りだけだと物足りない。厚塗りは時間がかかる。終わりが見えない。GTCやグリザイユは色のイメージが付きにくいし、手順が遠回りで分かりづらいというネガティブな印象がありました。
できればアニメ塗りのような簡単さや手順を少なくして、厚塗りのような質感を出したいと考えています。
- アニメ塗りに追加手順を加えることで物足りなさを解消できないだろうか?
- 1影、2影の塗り分けがあいまいなので少し整理してはどうだろうか?
- 背景との同調をするには最終的に一つの色でスクリーンをかけたら上手くいくのでは?
今回はこんなことを考えてガンダムGQuuuuuuXのマチュを描いてみます。
手順と実践
下地作り


線画を描いている時はうまくできたって思うですがねぇ。ちょっと俯瞰のアングルで描いたつもりなんですけど、もう少し角度つけたかったですね。
下塗りは線をはみ出るくらいに塗りたくって、投げ縄消しゴムで削ってます。

このやり方は最初良いかなと思っていたけど、何回かやってると結構塗り残しがあって塗りつぶしツールを使うのとどっちが楽か?って微妙なところです。
1影塗り


課題の影塗りです。
1影としてはシャドー、シェードどちらも影になりそうなところは全部塗りました。塗り分けするとよくわからなくなるからです。
ただ、基本シェードと考え、滑らかな面はぼかしをいれてます。色もそれほど暗くならない程度の色を選び、通常レイヤーを使用しています。
2影塗り


2影です。こちらはどちらかというとシャドーのみを塗ってます。
1影よりも暗い色を選択し、ぼかしはなるべく入れてません。くっきりとした影もないと全体的にぼけた絵になるのが嫌だからです。こちらも普通レイヤーです。
ハイライト


ハイライトです。前はべたべたに塗ってましたが、少し控えめです。
レイヤーは覆い焼き(発光)で40%位に調整しています。加算(発光)でもいいのかもしれませんが、明るくなりすぎる感じがします。これはどっちがいいかは試してみて決めたらいいと思います。
落ち影を塗る


落ち影と言ってますが、3影ともいえるかもしれません。
立体感が足りなかったので、より影の濃いところに追加しました。
下色に左右されず同じ色を入れたことで、環境光からの影という統一感が出せたかもしれません。(わからんけど)乗算レイヤーです。
線トレス


線トレスはいまだにうまくできません。
どこを残して、どこに入れるかはかなり重要ですが、今回は人物の内側に入れてます。
外側もトレスしてしまうとぼやけてしまうし、内側の線を黒のまま残すと絵って感じになってしまうので難しいです。
環境光を追加


最後に背景と馴染むように環境光を入れました。
オーバーレイでピンク色を入れ40%位にしています。背景、人物ともに同じ色を乗せることで馴染む気がします。
完成

最後にほほを少し朱くして完成。
課題に対しての検証
- アニメ塗りに追加手順を加えることで物足りなさを解消できないだろうか?
-
アニメ塗りはこの手順でいうところの1影のみ、2影のみといった感じだと思うので、それと比べると物足りなさを感じずに完成まで進めることができたと思う。
- 1影、2影の塗り分けがあいまいなので少し整理してはどうだろうか?
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2影をぼかさずに描いたことでスッキリ、はっきりとした陰影が出たと思う。
- 背景との同調をするには最終的に一つの色でスクリーンをかけたら上手くいくのでは?
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まぁまぁかな。ある程度は効果があるかと思います。3影の効果もあるかもしれないです。
まとめと感想
今回の作品の出来としては70点くらいでしょうか?完成した時は120%だったのですが、やはりうまい人の作品を見ると全然足りないですね。何が足りないのかもわからない事だらけです。
おおむね仮説を立てた内容についてはクリアになったと思いますが、新たな課題として【色トレス】の入れ方がいまいちかなぁと。それ以前に線画に問題があるのではないか?とも思いました。
ただ色塗りの手順としては悪くないと思いますので、次回もこの手順で進めてみたいと思います。
という事で今回は以上となります。
ご精読ありがとうございました。また次回をお楽しみに!