どうも、tanusukeです。
毎回作品を完成させた直後はある程度満足するのですが、少し間をあけて見てみるとまだまだだという事に気づいていちいち落ち込むものです。
前作もそれは同じ。

塗りの手順は大まかにこれでいいんじゃないか?ってものが見えた気がしますが、まだまだ塗り絵の域。

どうも塗り絵っぽい素人さが作品から滲み出るのを何とかしたい。

上手い人は線画の時点ですごく上手い。絵がうまいって、線画がうまいことを言うんじゃないの?

塗りばかり気にしていたけどそもそも線画、どうなのコレ?

線画を改善したら作品の出来がもう少しよくなるのではないか?
という事が気になったので実践してみたいと思います。
- 線画の時点で立体感を出してみたら、色塗ってもいい感じになるのでは?
- きれいな線を確認はどうしたらいいか?線の引き方も試してみよう。
- 前回の色塗り方法を踏襲。この塗り方でいいかどうかを再確認したい。
手順と実践
ラフ・カラーラフ


下書きや構図については割愛。後ろ姿で背景は宇宙みたいなイメージが最初からあったので、その通りに描いてみました。
カラーラフについては以前も記事にしましたね。

カラーラフをする事で完成のイメージが具体化されて、描き進めやすくなる。実際に色塗りをした時との落差にがっかりする事も少なるなるという効能があります。
とはいえ、作業自体が楽になるわけではないので、やった方がいいと感じられればやる程度でいいと思います。
線入れ・下地塗り


今回のポイントとした線入れ。特に線画の段階で陰影を表現する方法として線が交わる箇所と外側の枠となる線については線を太くしました。これにより線画だけでも立体感が出た気がします。
また線の引き方については短い線をつなげていくやり方にしました。一本線で一気に描くのは難しいので、多少楽になった気がしますが線同士をつなげるとガタガタした箇所が出やすくなる欠点もあります。
ツールの線つなぎを使って調整すればうまくいく場合もありますが、万能ではないため線の引き方については一本線と併用して使い分けしていくのがいいと感じました。
下塗りについては割愛します。
1影


1影については前回同様。SHADOWとSHADEのどちらも塗ってしまします。
下塗りの色とあまり差がないものを選んでいます。
2影


2影も前回と同じです。塗りすぎない事を意識しました。
ハイライト


ハイライトも前回同様ですが、レイヤーは加算(発光)レイヤーにしています。別に覆い焼きでもいいです。
3影


3影というべきか、影が物足りない箇所へ追加しました。同じ無彩色でぬっています。乗算レイヤーです。
質感や陰影をより強く表現する効果が出ていると思います。
線トレス



線トレスについては、線レイヤーにクリッピングして通常レイヤー。
ここでも線画で太さ強弱や影をつけた事の効果が出た。
線の存在は残したいが、黒のままにはしたくないって微妙なところが線トレスでは難しいと感じていたけど、太い線や影の部分は線自体の存在感があるので、トレスにより存在感は残しつつも馴染む線になった。
完成

全体の塗りに違和感が少なく、ムラも少ないので出来上がりとしてはなかなか良いと思ってます。背景は少々雑でした。
課題の検証結果
- 線画の時点で立体感を出してみたら、色塗ってもいい感じになるのでは?
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いい感じになった気がする。同じ絵で立体感の有無で比較した訳じゃないのではっきりとした答えにはならないが、効果はあると思われる。今後も続けてみたい。
この結果により線画での書き込みをしても問題ないのでは無いかと自信になった。(線画を描きすぎると塗りの時に邪魔になる気がしており、描き込みをしてこなかったので)
- きれいな線を確認はどうしたらいいか?線の引き方も試してみよう。
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細かい線をつなげていく方法を採用した。線を引きやすいメリットの反面、滑らかさがデメリットもあり、線の引き方は要所で使い分けが大事かと。
- 前回の色塗り方法を踏襲。この塗り方でいいかどうかを再確認したい。
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悪くない。手順としても簡潔だし、目的もはっきりしているので塗りやすい。
理想としてはもう少しもう少し簡潔に手間を少なく、それでも見るに堪える絵が描きたい。
まとめと感想
今回の作品に対しては概ね完成度が高いと思えました。
線画をしっかり描くことで塗りの方にも好影響がありそうなので、線画のクオリティも上げていく必要を感じました。
塗りについても概ね満足ですが、反射光や空気遠近法などの効果や質感の表現など工夫の余地があるので、引き続き練習したいと思います。
という事で今回は以上となります。
ご精読ありがとうございました。また次回をお楽しみに!