どうも、タヌスケ(@sinzakki02)です。
今回は主線なしの厚塗りについて学んでゆきます。
主線なしってことは、下書きを清書せずそのまま色を塗り込んでいくって事です。
つまり・・・
下書き→清書(主線)→下塗り→陰影塗り→塗り込み
が
下書き→下塗り→陰影塗り→塗り込み
になること。清書の工程がなくなると言う事になります。
例によって数ある講座動画の中から厳選したものをご紹介いたします。
- できる!主線なし厚塗り【超入門講座#29】/ディープブリザード
それでははじめて行きましょう!!
イラスト講座実践記録では、テクニックやノウハウに関する講座と実践した感想や結果を紹介しています。
できる!主線なし厚塗り【超入門講座#29】
下書きからいきなり下塗りをする。
何しろ主線というガイドが無いので、下塗りは塗り潰しツールが使えないのでブラシやペンで塗るしかありません。
おおまかに塗った下地にどんどん塗り込んで形を作っていく・・・
本物の油絵のような感覚です。(やったことないけど・・・)
正直、こわい
【実践パート】
下書き
早速実践開始!!まずは下書きです。
【ディープブリザードのYouTube講座 できる!主線なし厚塗り【超入門講座#29】より模写】
なかなか上手に描けた!
似せる気はないようだね。
完成
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完成した作品はこちら
ギブアップ・・・
結論から言うと、、、『すげぇムズい!!』
また、途中経過が一切無いのは、下塗りしたレイヤーにそのまま乗り込んだため、レイヤーがほとんど一枚だからです。(経過を分割してお伝え出来ない)
一応、タイムラプスがありますので、ご覧ください。
難しい理由
普通の厚塗りもまだ全然ですが、さらに主線なしの厚塗りは難しい。
では何が難しいのか?何がうまくいかないのか?をまとめてみました。
正しい線が定まらない
清書しないので、荒々しい下書き(場合によってはアタリ)のみで色を塗っていくことなります。
そのため、線が重なっていて自分でもどれが一番良い線なのか認識できなくなった結果、
イメージとは違った場所まで色を塗ってしまうハメに・・・
下塗りの境界が曖昧になってくる
大まかな下塗りから塗り込みで徐々に色をつけていく訳ですが、色と色の境界線が主線がないため曖昧です。
そのため、塗り込むたびに位置が変わってしまい、下書きの原型がなくなるほど違った絵に変わってしまうことがあります。
主線が無い恐怖感
上の2つの理由もはもちろんですが、
主線というガイドラインが無いは精神的に非常に不安を感じます。
私は、アタリ→下書き→清書と徐々に自分の描きたい方向性を見出して描くタイプです。
なので、完成形のイメージが固まっていない状態で色塗りに行くことは・・・・
目隠しで100m走するかのような不安感
絵を描くことにこれほど不安を覚えるとは・・・
上塗りの終わりが見えない
これは主線のあるなしに関わらずですが、厚塗りは塗れば塗るほどどんどん作品が進化(退化)してゆくので、終わりがわからなくなります。
下書きの段階で完成形が見えているイラスト能力の高い方向けの描き方だと思います。
上手く書くコツ
動画の中でも紹介されていた上手に見えるコツを紹介しておきます。
オクルージョンシャドウ
難しそうな横文字ですが、例えば下の写真で言うところの指と指の間の黒い影の部分を言うそうです。
こういう奥まったところにしっかりと濃い影を置くことで、陰影にメリハリが生まれ、画面全体がしまってきます。
厚塗りはどうしてもぼやけたイメージになりがちですからね。
でもこの黒い線っていわゆる主線ですよね。
別の見方で言うと、主線を塗っているとも言えますね。
主線あり厚塗りでリベンジ
せっかく下書きは可愛く描けたのに、色塗りで残念なことになってしまったので、主線あり、つまり普通の厚塗りでリベンジしました。
普通の厚塗りもまだまだ練習が足りないし、満足に描けている訳ではありませんが、主線なしの難しさに比べたらすごく塗りやすい!!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今の私にとっては、主線なしの厚塗りはあまりに高いハードルでした。塗りながら全体とディティールを整えながら色を塗るのは本当に難しいです。
ただ一度はこう言う難題にも是非挑戦した方が良いです。
厚塗りも前回紹介した際は、正直全く手応えがありませんでしたが、より難しい主線なしを体験する事で、それよりはマシ!と言う考えから、少し描きやすいことに気づきました。
今回は以上です。ご精読ありがとうございました。
また次回をお楽しみに。
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