どうも、tanusukeです。
今回はオリジナルキャラのイラストを描いてみました。
毎度ですが、何を描くかは全く考えていなくて適当に描いてみて楽しくなったのを描き続ける感じです。この方法だとネタはすぐ尽きるし、乗ってくる待ちをしなければいけないので効率が悪いですね。何とかしたいです。
今回は奇跡的に楽しくなった絵が描けたのでUPしました。
描き始めの時点で課題はなかったのですが、
- 背景に写真を使ったときに絵を馴染ませるには???
という壁に当たったので、やり方を調べて実践してみました。
ちなみに前回の課題はこちらです。
- 丁寧に描く
- 線トレス
- 質感の出し方
もちろん今回の作品でもクリアすべく挑戦しています。多分・・
手順と実践
大ラフ


何が描きたいのかよくわからずポーズだけ決めてから、鎧をまとっていることにしました。
鎧も何か見本を見ればよかったのですが、手癖で描いてます。なんだか戦隊もののコスプレ風になりました。
線入れ・下塗り


結局、鎧についてはラフ感覚で引いた線が良かったのでそのまま採用してしまいました。多少荒っぽいですが、きれいに描きなおすのが面倒でした。
すでに丁寧にという教えを守っていない。
1影


今回は人物ではなく、鎧など物質の塗りで紹介します。
人の肌とは異なり、滑らかで陰影がはっきりしているので、ぼかしは使いませんでした。
2影


1影と同様に2影も比較的くっきりと塗りました。それにより無機物の硬さや光沢が表現できるのではないか?と・・・。
ハイライト


加算(発光)レイヤー。人肌と比べるとハイライトを入れる箇所を多くなっています。
これは光が反射する箇所が人肌よりも多いと考えたからです。やりすぎはダメだけど、肌と同じ量では物足りない。
このあたりの感覚は描いてみるしか得られない感じがします。
3影


乗算レイヤー。3影は本当に暗い部分だけをピンポイントで塗りました。
毎回3影の役割が微妙に異なるのは、3影がその絵に足りない部分を補足するために機能しているからだと思います。
線トレス



通常レイヤーを追加。
内側の線ついては色トレスで線をはっきりさせないようにした。
ハイライトの箇所については外側の線を消すことで、光の反射具合を表現できたと思う。
人物完成

背景1


写真画像を背景に取り込んで楽しようとしました。画像は写真ACから拝借しております。
写真以外の場所は手書きで追加しています。最終的にぼかすのでそれほど神経質にならなくてもOKとしてます。

フリー画像を使用するときの注意点としては、
- 画像を加工しても大丈夫か?
- 有料か?無料か?
は気にした方がいいです。
いい写真だと思ってダウンロードしたけど加工はダメだったり、無料だと思ってダウンロードしたら条件があったりします。
やはり有料の写真の方が質が良いですね。使いやすい写真が多い。無料の方でも撮影できるはずなんですけど、わざと外した写真が多い気がします。
最終的には自分で撮影するのでもいいと思いました。(アングルが合わないものが多い)
背景2

この背景写真は右から光が当たってますが、人物は左から当たっています。



そのため、無理やり背景に左から光を当てるべくハイライトとシャドーを追加しました。
空の部分に青のグラデーションをかけて、ボカシて背景は完成です。
人物と背景をなじませる1

このままだと人物が背景から浮いているように見えます。(それほど酷くはないけど)そこで、もう少し背景になじむように加工をしました。やり方については下のサイトを参考にしました。

要するに光の当たり方と光の色を背景と同じにすればなじむのではないか?という事です。


まずは光の当たり方を強調するために影を入れてみました。レイヤーは乗算で薄めの灰色を使用。
ここでは100%で表示していますが、最終的には濃淡を調整して40%くらいまで抑えます。
人物と背景をなじませる2

次は光の色を追加します。光の色というのは要するに背景の色です。青空なら青、夕方ならオレンジ、夜なら暗い青とかそんな感じ。


オーバーレイレイヤーを追加して人物をマスクして青空の青を塗りたくりました。背景と馴染ませるために追加した影が赤みを帯びて画面が明るくなりましたね。
こちらも濃度を調整します。
背景なじませのビフォーアフター
なじませ加工をしたのちに背景も少し薄くしてよりなじむようにしました。この加工をするとしないとでは全然違います。
完成

最後に瞳を入れて完成です。
課題の検証結果
- 背景に写真を使ったときに絵をなじませるには???
-
光の当たり方と色を合わせることでなじみやすくなる。光の当たり方は乗算、色はオーバーレイがおすすめ。
まとめと感想
フリーハンドで勢いに任せて鎧を描いたのですが、殊の外うまくいきました。直線のある物体はしっかりと定規を使った方がいいのでしょうが、苦手なので敬遠してましたがこれだったらアリです。
その弊害で線が荒く、雑な印象を与えてしまっているとも思います。線が雑だと色塗りも結構雑になってしまって、カラーラフのつもりで塗ったものをそのまま下塗りにしてました。
勢いと丁寧さ、相反するのですがどちらも大事。とても難しい。
肝心の背景となじませについては、初めて(?)の試みで勉強になりました。
とても便利なので今後も使っていきたいですが、画像を探すのが案外面倒なので自分で撮影してストックするのもいいかなと思います。
最後に前回の課題に対する評価を
- 丁寧に描く→×
- 線トレス→△
- 質感の出し方→△
という事で今回は以上となります。
ご精読ありがとうございました。また次回をお楽しみに!