どうも、タヌスケです。
今回は【人物の色塗り】についての講座を紹介します。
これまでも人を描いて塗ってましたが、なんとなく、こんな感じで・・・とはっきりとした理由もなく色を決めてました。
しかし、どうやら何となくやセンスに頼らない色選びがあるようですので、紹介します。
今回も試聴したイラスト動画は「魔王ディープブリザードのYouTube講座」です。
それでは目次です。
色使いはセンスじゃ無い!【超入門講座#04】
試聴動画は色使いはセンスじゃ無い!【超入門講座#04】です。
いきなりですが問題です。
*クリックで拡大できます。



ここで大事になってくるのが、それぞれのパーツのバランス。
今回のイラストの場合、主に髪・肌・服にあたります。
色は色相・明度・彩度の組み合わせで図表化することが可能です。
それをわかりやすい図式化したものが、お馴染みのカラーサークルです。

今回問題となるのは明度と彩度です。
明度は色の明暗。彩度は色の鮮やかさを表すモノサシです。
では今回のポイントです。
これを踏まえて、先程のイラスト配色をカラーサークルに当てはめてみましょう。



お分かりになりましたか?
明度と彩度のバラつきが少ない状態で維持できている配色が良いとされています。
カラーサークルの赤枠をを目安に、その中に配色がまとまっていれば比較的見やすい配色と言う事になる訳です。
という事で、正解は黒髪でした。
でも、黒髪に関しては私は例外だと考えています。
配色ルールの例外
黒髪を採用した場合、彩度・明度を近くするには肌も服も黒以外はダメだということになってしまうからです。
黒髪の絵の違和感を挙げるなら、黒髪・白肌では無く、服の色ではないでしょうか?
日本人に最も似合わない色は緑色だと聞いたことがありますが、こんなところも関係しているのでしょうか?
他にも例外があります。
これは当たり前ですが、明度・彩度のルールが適応されるのはベース色のみです。
ベース色の明度・彩度を落とした陰影には該当しません。念のため。
色相だけ変化させればカラーバリエーションも可能
ちなみに、彩度・明度は変えずに色相だけ変えると下記のようなバリエーションが可能です。






とはいえ、違和感がないとは言い切れないですね。
先程の例外も含めて私が感じた結論としては、
そもそも土台の色選びは関してはセンスや経験が必要な気がします。(オイオイ)
失敗しない肌の色選び!【超入門講座#05】
今度は肌限定の色選びについて紹介します。
視聴の動画は、失敗しない肌の色選び!【超入門講座#05】です。
またまたいきなりですが、ここで質問です。


好みは人それぞれなので、、、といってしまうと話が終わってしまいます。
とにかく右(もしくは下)が正解!!
というより今の流行りだそうです。
単体で見れば左も問題ないように見えますが、少し古臭い感じとくすんだ印象がありますね。
それに比べ右は少し華やかで鮮やな印象を受けます。
どうせ描くなら右のような色塗りがしたいです。
ではどうすればいいのか?
ポイントは色相をズラす!
先程紹介した髪・肌・服の配色バランスでは明度・彩度を紹介しました。
今回は色相について紹介します。
色相とは周りのサークル状の部分にあたります。

これをズラすことで、同じ明るさ・鮮やかさを維持した状態で色を変化させることができます。
今回のポイントはこの色相による色の変化が大切。
では最初に比較した図のカラーサークルを比べてみましょう。


左は肌と髪のベース色と影は同じ色相です。一方右はベース色に対して影色の色相は若干ずれた位置にあります。
このズレが単調さを回避して、華やかさが表現されます。
肌の下の血管や血色を表現しているなんて言い方がされたりします。
これを利用すると肌色の表現方法も広がります。
肌色のバリエーション
髪色や肌色を変化させるとカラーバリエーションが作れます。(※クリックで拡大)






影の色相を青っぽくすると冷たい印象。赤っぽくすると健康的な印象を与えるなどの効果もあります。
ベース色に対して色相をズラしてちょうど良い色探しをするとよいでしょう。
この技術は肌だけではなく髪色にも使えます。
ただ、いきなりちょうど良い色なんて探せません。
この辺はセンスもあるでしょうし、やはり経験や感覚が必要になってきます。
そのため、試行錯誤、練習は欠かせないようです。
そこで、よりお手軽で簡単に配色の調整ができる方法があるので紹介します。
簡単な色の調整方法
色を塗ってみたものの、なんか違うな?と思った時に簡単に色調整ができる機能があります。
その名も【色相・彩度・明度】と何の捻りの無い名前の機能です。
調整したい色が塗られたレイヤーを選択した上で、色相・彩度・明度それぞれのバーをスライドさせて色の調整します。
リアルタイムで色が変化しますので、自分が納得できる色探しが可能です。
以下はクリスタでの操作方法になります。



まとめ
今回は人物の色塗りについて学びましたが、いかがだったでしょうか?
個人的には色の選択はその人の色彩感覚が大きく影響するので、どの色を配色したら良いか?というのは決まりがないものだと思ってます。
ただ、今回学んだのは一般的に違和感を感じさせない、基本ルールのようなものだと思います。
これを土台に自分でアレンジして行くのが良いのかと感じました。
やはりこれも練習と経験値の積み重ねしか無いようです。
ご精読ありがとうございました。次回もお楽しみに!
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