どうも、たぬすけ(@tanusuke)です。
今回は髪の塗り方について学びます。
以前にも髪の塗り方についてはいくつか記事を出してきましたので、基礎的なことは何となく理解しているつもりでした。
ただ、実際に塗ってみると完成度がイマイチなのです。自分の中に身についていない感じ。
なので、改めて塗り方を学び、つやのある美しい髪を自分で描けるようになりたいと思います。
- きれいな髪を塗れるなるべく簡単な方法を知りたい。
- 上手に見せるためにコツやツールを知りたい。
ただね。基本的な髪の塗り方はそんなに違わないのかな?と思いました。なので、以前の記事も参考なると思います。よかったら過去記事も見てください。3回連続で有名絵師の塗り方を学びました。
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今見返すと初心者には難しい手順かも。
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まず今回の記事を身に付けてから見直すと違うかもよ。
今回の教材
今回参考にさせていただいた講座はコチラ。
前回の【肌の塗り方講座】に続いて、今回も黒崎ココさんのサイトで勉強させていただきました。
とても見やすくて、レイヤー設定や色の設定まで細かいところまで教えてくれるから本当に親切なんだよ。
では早速始めていきましょう!!
イラスト講座実践記録では、テクニックやノウハウに関する講座と実践した感想や結果を紹介しています。
実践開始
工程を動画で確認
全体の作業の流れはこんな感じです。
レイヤー構成
レイヤー構成はこんな感じ。追加の髪の件についてはココには表示されていません。
私の場合は髪や肌の後ろに追加したかったので、もっと下段の肌のベースレイヤー直下に追加しました。
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線画
では早速、いつもの通り線画から。
下書きは手癖で。そのあと線入れであれこれ試すのが面倒だったので、しっかりした下書きを描きました。
手、顔(頭)、髪を別レイヤー分けて描き込みます。
線入れは線の太さを注意して描きました。
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横顔なので、瞳の形や奥の目の形は気を付けました。(縦長や薄くなるので)
あと、手は苦手なので指を一本ずつ描いたり、全体のバランス、長さなど苦労しました。
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我ながら良く描けたと思うよ。
下塗り・1影
下塗りについても塗り漏れをイチイチ埋める作業が面倒なので、マスクを取り入れました。
マスクについては私も理解しきれていないので、この記事では説明を割愛しますが、確かに無理漏れは少なく済みます。
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1影については【乗算レイヤー】を追加して下塗りしたレイヤーにクリッピングします。
その上から下塗りの色をスポイトして、若干赤よりの明度・彩度を落とした色を塗ります。
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ココでいきなりだけど、個人的には最大のポイント!!
髪を塗るときは【指先ツール】を使おう!絶対!
指先ツール
【指先ツール】は色混ぜツールの中にあります。(クリスタの場合)
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あるのは知ってたけど、使い方がよくわからなかった。
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髪塗りには絶大な威力を発揮する。これを見よ!!
1影を分かりやすい色で塗ってみました。この1影をイイ感じに塗ってみよ!!
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これまではペンや筆塗ったり、消しゴムで消したりで形を整えていましたが。髪に関しては【指先ツール】1コで十分と言って良いです。
なぜなら【指先ツール】にはこんな効果があります。
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①1影(水色)を塗ったレイヤーで水色部分を指先ツールで引くと色が伸びていく。
②逆に1影を塗っていない方向から指先ツールを引くと1影が消えていく。
これを両側からいい感じに調整するとあっという間に髪の質感ができてくる。
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微妙なカスレ具合や色の伸び具合が髪をツヤや質感を表現するのに丁度よい!
髪塗り=指先ツール
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この先の工程にももちろん使っていくよ。
つづきは【次のページ】で