どうも、タヌスケ(@sinzakki02)です。
今回学ぶのは人物の陰影についてです。
※この記事は2021年7月31日公開の記事を分割し、リライトしました。
突然ですが、
影の事でしょ?
だけじゃないのです。!!
これまで何となく塗っていた陰影について改めて学ぶことで、イラストのクオリティを飛躍的にレベルアップさせてくれるかもしれません。
例によって数ある講座動画の中から厳選したものをご紹介いたします。
- 影って何?光って何?【超入門講座#06】/ディープブリザード
それでははじましょう!
イラスト講座実践記録では、テクニックやノウハウに関する講座を紹介し、実践した感想や結果についてまとめた記録です。
影って何?光って何?【超入門講座#06】
動画のポイント
光の当たり方により、ハイライトと陰影が発生する。
一言で陰影と言うが、陰と影は別物である。というのが今回の動画のポイントです。
【光源・ハイライト・陰影の関係を表した図】
- ハイライトとは光が強く当たることで白く反射する箇所
- 陰は光が届かなくなるグラデーション(モノの形・質感を表現する)
- 影は遮蔽物により光が届かない場所
以上を踏まえて実践します。
実践と結論
ハイライトと陰と影それぞれを段階的にイラストに反映させることで、どのような効果があるかを見てみました。
※影って何?光って何?【超入門講座#06】を模写
ハイライトのみ
ポップなイラストには適した表現方法。
ただ、ハイライトができる位の光源が存在しているにもかかわらず、影が無いのは違和感がある。
ハイライト+影
影のみだが、必要最小限の表現としてすっきりとしたイメージ。
メリハリのついたイラストならマッチした表現。
ハイライト+影+陰
陰が入ることで影と光が当たっている部分をつなぐグラデーションとしての役割がリアリティを高めている。
特に表現方法にこだわりが無ければ、この位の情報量は欲しい。
今回、ハイライト・影・陰はそれぞれ別のレイヤーに分けて塗りました。これにより、陰と影が別で塗り分ける事で漫然としていた陰影の塗り方を考えるようになりました。
ただ、あくまで練習の為であり、実際に陰影を塗り分ける必要はありません。
実際、影と陰に境は無く、多少はあれど陰影の濃淡はありません。
むしろ別々のレイヤーで描き分ける事で弊害があります。
例えば陰と影の間に境ができて見栄えが悪かったり(上のサンプルでも境があります)、重なった部分が乗算で不用意な場所が濃くなってしまったりすので、ご注意ください。
尚、影色の作り方についてはコチラの記事で紹介してますので併せてご覧ください。
まとめ
陰影について学びましたがいかがだったでしょうか?
多少理屈っぽいですが、仕組みを学ぶことで色塗りにも必然性が生まれ、説得力が上がるはずです。
それによりイラストの質がさらに上がる事と思います。
陰影はまだまだ奥が深そうなので、引き続き学んでいきたいと思います。
今回は以上です。ご精読ありがとうございました。
次回をお楽しみに。