イラスト上達へ試行錯誤の記録です。

【イラスト講座実践記録】色トレス?輪郭?陰影?主線に関する考察。

どうも、タヌスケ(@sinzakki02)です。

今回は主線についてについて考えてみました。

発端としては、色トレスが異常に下手で、色トレスで仕上げると下手に見えるというのがあります。

いきなりですが、質問です。

↓の二つの絵、どちらが好みですか?

2つの違いは【色トレス】をしているか、していないかです。服の線とかの違いがわかりますかね?

あくまで好みの問題ではありますが、個人的には色トレスをすると絵がぼやけた感じがするんですよね。

漫画からお絵描きに入った私としては、絵を描くという事は主線(アウトライン)を描く事だと信じてる面があるので、ぼやけた感じはあまり好きじゃ無いんです。

ところが、イラストに関しては・・・

線を黒のまま残すと存在感がありすぎて、塗り絵のような仕上がりになってしまうため、線色が黒のままの作品はイラストとしては素人扱い・・・されてませんか?

ともかく、形式的に色トレスをやってはみたものの上手くいかない訳です。これは色トレスが下手なのか?それとも線画自体が悪いのかも?

さらに前回【カラーラフ 】の回で様々な二人の作家による、それぞれの描き方を見て考えさせられました。

特に【さいとうなおき氏】の色塗り→線画の描き方は衝撃的でした。色を塗って形をイメージしてから線で捕える。真似しましたが全く上手くできません。恐らく【さいとうなおき氏】は線画は無くても全然問題ないんじゃないかと思います。

考えれば考えるほど、主線とは何か?境界線なのか?陰影なのか?訳がわからなくなってきた訳です。

この主線についてどうするか問題については非常にモヤモヤします。そこでモヤモヤに終止符を打つべく実験を行い、決着をつけたいと思います。

また苦手な色トレスについても改めて学び直しをしたいと思ます。

この記事はこんな人にオススメ
  • イラストにおいて線画の役割や良い線画の描き方について知りたい。
  • 色トレスのやり方を改めて知りたい。

例によって数ある講座動画の中から厳選したものをご紹介いたします。

今回紹介する動画はコチラ
  • すぐできちゃう 色トレス解説&実践/ディープブリザード

イラスト講座実践記録では、テクニックやノウハウに関する講座と実践した感想や結果を紹介しています。

目次

実験

主線をどうするか?について下記の3つの方法を試してみました。

  • 線画無し:線としては描かず、陰影として。
  • 強弱の弱い線画:下描きそのまま→色トレス
  • 強弱の強い線画:強弱をつけてアウトラインは太く、中は細く。→色トレス

尚、同じカラーラフから線を起こすことで比較したいと思います。

イメージは炎の男に腕を掴まれた雪女(なんだそry?)

線画の違い

線画について描き分けしてみました。

× 線画なし

塗りだけで凹凸を表現しようと試みてますが、塗りが下手なのでかえってノッペリとしてしまいました。→技術的な問題(限界)

△ 強弱の弱い線画

線画の段階では悪くないように思えます。

〇 強弱の強い線画

うまい人のメイキングに出てくる感じの線画で直感で良さそうです。

ちなみにまつ毛の部分はベタ塗するか?枠だけにするかも違いにしてます。(どちらが良いではないはありません)

塗った場合の違い

× 線画無し

この時点で既に諦めが入ってます。

物足りなさが半端ないので、あくまで影と称して線画っぽいのを描き加えました。

線画ありのイラストの塗りはどちらも同じです。多少のズレや瞳の違いはありますけど)

微妙な違いかもしれませんが、色塗った状態でも線画の違いを感じます強弱を付けた方がしまった印象です。色トレス無しでも線の悪目立ちを感じないでしょ?

色トレス

色トレスを施した結果です。

××線画なし

線画が無いと耐えられなくなった結果、ラフを投下する始末。

結局カラーラフとあまり変わらない結果。

一定の太さの線画と強弱があるものを比較するとあまり大差は無いように見えます。

色の塗り方、線の描き方がまだ下手なのでそれほどの違いを感じさせることができないかったのは残念ですが、個人的には強弱がある線の方が描きやすかった印象です。

敢えて指摘するなら、一定の太さはどの線もある程度の主張が強く塗り絵の様に見えるのに対し、強弱がある方が繊細でち密さを感じます。

また、色トレスはぼやけた印象になってしまうので、苦手と言ってましたが、動画を参考に色選びをした結果。ボケる事無く線を馴染ませることができたと思います。

【参考動画】すぐできちゃう 色トレス解説&実践 ディープブリザード

描いてみた感想

たぬすけ

主線の描き方ひとつで印象や描きやすさが全然違った。

→その結果、色トレスの出来栄えに差が出た。

めがね

塗り方が下手。特に髪はね・・

→こちらの記事でレベルUPしましょう!!

タヌスケ99
タヌスケ99

厚塗りするのは楽しいけど、質感や立体感、色彩感覚が足りな過ぎた。

たぬすけ

厚塗りは楽しいけど、ハードルが高い。

→その結果、やはり主線無しで描くのは難しい。線を描いてから塗る。アニメ塗りがわかりやすく、修正もしやすい。キレイな仕上がりにできそうなイメージ。

まとめ

今回は主線や色トレス、果ては色の塗り方などについて色々と試行錯誤している状況を記録しました。

明確な違いを提示できていないのが、心残りですが主線についての道筋を個人的には感じられたので実践した意味がありました。

主線についてだけでは無く、上手い人の絵を観て描き方などを研究や真似をしますが、なかなかうまくいきません。

上手い人は独自の描き方を確立していて、メイキングなど紹介されてますが、簡単に真似できるような代物じゃないってことを痛感してます。(大きく分類するとグリザイユやアニメ塗りなんでしょうけど、その中でも独自の画法を確立している。)

現状は今の自分にとって描きやすい方法、イメージに近い絵を描ける方法を探している状態です。

とりあえず、今回で主線についての悩みは少し解消できました。

はっきり言って3歩進んで2歩下がるような感じですが、少しでも前進している事を信じて次へ進みたいと思います。

今回は以上です。次回をお楽しみに。

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